600 円!! トレリーフのジェネリック薬
強い抗けいれん作用を持つてんかん治療薬。レボドパ含有製剤との併用でパーキンソン病薬治療にも効果を発揮。
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Zonisep 25 (Zonisamide) - 25mg (10 Capsules)
■ 10カプセル
600 円
数 量 :
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有効成分
ゾニサミド(Zonidamide)
製造国
インド
製造元
Sun Pharmaceutical Ind.
使用量
ゾニセップ25は、レボドパ含有製剤と併用します。
通常、成人は1日1回25mgを経口服用します。
なお、パーキンソン病における症状の日内変動(Wearing-off現象)の改善には、1日1回50mgを経口服用します。
商品詳細
ゾニセップ25は、レボドパ含有製剤にほかのパーキンソン病薬を使用しても充分に効果を得られなかった場合のパーキンソン病の治療に効果を発揮する薬です。
パーキンソン病は、脳から全身に出される運動の指令がうまく伝わらなくなるために、ふるえ、固縮(こわばり)、無動(動作のにぶり)、姿勢反射障害(体のバランス障害)などの症状が生じる難病で、50-60歳代に多く発症し、日本では約14万人の人がこの病気にかかっていると言われています。
詳しい原因はわかっていませんが、脳の黒質という部分で作られる神経伝達物質であるドパミン(ドーパミン)が減少することによって、脳から全身に出される運動の指令がうまく伝わらなくなるためだと考えられています。従って、パーキンソン病の治療は不足したドパミンを補うドパミン補充療法が中心となります。しかしドパミン自体は脳の中枢まで到達しづらい性質を持っていることから、治療には脳内でドパミンに変換されるレボドパが主に使用されます。
このようにレボドパ補充療法はパーキンソン病の症状改善にとても効果的かつ有効ですが、その反面で長期間服用することにより効果が減弱し、また薬効の持続時間が短くなるために次の服用時間前に運動障害などの症状が強く出るwearing-off現象が起こるなど、さまざまな副作用の出現が問題になっています。
このwearing-off現象はレボドパ服用開始から5年後で30%、7年後では約50%の人にみられ、またパーキンソン病の進行とともに悪化していく傾向があるとの統計があります。さらにこの現象は日常生活に支障をきたすとても深刻な副作用であることから、この状態を改善する薬が長年求められていました。
ゾニセップ25の有効成分であるゾニサミドは、本来はてんかんの治療薬として日本で開発されましたが、レボドパ製剤と併用することによりその作用を増強・延長し、パーキンソン病に対しても効果を示すことが偶然の臨床経験から発見されました。またレボドパ製剤だけでなく、ほかの抗パーキンソン薬との併用においても改善効果があらわれることが報告されています。抗パーキンソン効果を発揮する理由についてはまだ解明されていませんが、ゾニサミドが脳内の神経伝達物質であるドパミンやセロトニンを分解する働きを持つモノアミン酸化酵素(MAO)の活性を阻害することで、これらの物質の量が増えることがその理由のひとつだと考えられています。
実際、347人のパーキンソン病の人に、てんかん治療で使用する量よりも少ないゾニサミドを12週間服用してもらった結果、パーキンソン病の診断基準で運動機能が30%以上改善した人が3-4割にも上ったという試験結果が出ました。これまでレボドパ製剤をはじめとする抗パーキンソン病薬だけでは思うような効果が出なかった人に対しても、ゾニサミドを併用した薬物治療はパーキンソン病の効果的な治療方法につながるとして大きく期待されています。
副作用
●主な副作用
・パーキンソン病の場合
発疹、湿疹、そう痒感、眠気、気力低下、ジスキネジア、抑うつ、めまい、ふらつき、睡眠障害、頭痛、頭重、精神活動緩慢化、不安、不穏、幻視、幻聴、無気力、自発性低下、興奮、しびれ感、異常な夢、異常感、感覚異常、自殺企図、血圧低下、動悸、起立性低血圧、血圧上昇、上室性期外収縮、心室期外収縮、食欲不振、悪心、口渇、胃不快感、便秘、胸やけ、嘔吐、下痢、腹部不快感、腹部膨満感、胃炎、胃痛、味覚異常、流涎、口内炎、嚥下障害、胃潰瘍、好酸球増多、ヘモグロビン減少、赤血球減少、ヘマトクリット減少、白血球減少、貧血、白血球増加、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、肝機能異常、BUN上昇、排尿障害、頻尿、クレアチニン上昇、尿失禁、尿中蛋白陽性、体重減少、立ちくらみ、CK(CPK)上昇、むくみ、倦怠感、脱力感、発熱、視覚障害、脱水、呼吸困難、四肢痛、転倒、打撲、骨折、腰痛、汗疹、顔面潮紅、トリグリセリド上昇、血中コレステロール上昇、血中尿酸上昇、血糖上昇、血中カリウム減少、気管支炎、脱毛
・てんかんの場合
発疹、そう痒感、多形紅斑、脱毛、眠気、無気力・自発性低下、精神活動緩慢化、易刺激性・焦燥、記銘・判断力低下、頭痛・頭重、運動失調、めまい、意識障害、睡眠障害、抑うつ、不安、心気、幻覚・妄想状態、幻視、幻聴、精神病様症状、被害念慮、不随意運動、ふるえ、感覚異常、しびれ感、構音障害、平衡障害、不機嫌、離人症、複視、視覚異常、眼振、眼痛、食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、腹痛、下痢、流涎、口渇、口内炎、しゃっくり、便秘、白血球減少、貧血、血小板減少、好酸球増多、排尿障害、失禁、たんぱく尿、BUN上昇、クレアチニン上昇、血尿、血漿尿、頻尿、体重減少、倦怠感、脱力感、発汗減少、発熱、胸部圧迫感、免疫グロブリン低下(IgA、IgGなど)、動悸、喘鳴、乳腺腫賑、抗核抗体の陽性例、血清カルシウム低下、高アンモニア血症、代謝性アシドーシス、尿細管性アシドーシス、味覚異常
●極稀に起こる重篤な副作用
悪性症候群、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、過敏症症候群、再生不良性貧血、無顆粒球症、赤芽球癆、血小板減少、急性腎不全、間質性肺炎、肝機能障害、横紋筋融解症、腎・尿路結石、発汗減少に伴う熱中症、幻覚・妄想・錯乱・せん妄などの精神症状
特別な注意
以下の場合、ゾニセップ25を絶対に服用しないでください。
・妊婦または妊娠している可能性のある人
・ゾニセップ25の成分に対して過敏症の既往歴のある人
【慎重服用】
・重篤な肝機能障害またはその既往歴のある人: 血中濃度が上昇するおそれがあります。
【重要な基本的注意】
・ゾニセップ25の中止により悪性症候群があらわれることがあるので注意してください。
・連用中は定期的に肝・腎機能、血液検査を行なうことが望ましいとされています。
・眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、ゾニセップ25の服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないよう注意してください。
・発汗減少が現われることがあり、特に夏季に体温が上昇することがあるので、ゾニセップ25服用中は体温上昇に留意し、このような場合には高温環境下をできるだけ避け、適切な処置を行なってください。
・ゾニセップ25使用中または使用中止後に、自殺企図があらわれることがあるので、状態および病態の変化を注意深く観察してください。
【用法・用量に関連する使用上の注意】
・ゾニサミドをてんかん(承認外効能・効果)の治療目的で服用する場合には、てんかんの効能・効果を有する製剤を用法・用量どおりに服用してください。
・ゾニセップ25の1日50mgの使用において、1日25mg使用時を上回るon時の運動機能の改善効果は確認されていません。
【高齢者の使用】
高齢者では一般に生理機能(腎機能、肝機能など)が低下しているので、状態を観察しながら慎重に服用してください。
【妊婦・産婦・授乳婦などの使用】
・妊婦または妊娠している可能性のある人は使用しないでください。
・授乳婦が使用する場合には、授乳を避けてください。
【小児の使用】
<パーキンソン病の場合>
・低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。
<てんかんの場合>
・発汗減少があらわれることがあります。
【その他の注意】
・ゾニサミドによる治療中、原因不明の突然死が報告されています。
・血清免疫グロブリン(IgA、IgGなど)の異常があらわれることがあります。
<パーキンソン病の場合>
・パーキンソン病の人を対象とした国内臨床試験において、ゾニサミドを使用した人での自殺または自殺関連行為の発現割合は0.24%でした。
<てんかん>
・海外で実施されたゾニサミド製剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患などを対象としたプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮および自殺企図の発現リスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く、抗てんかん薬の服用群ではプラセボ群と比べ1000人あたり2.4人多いと計算されています。なお海外臨床試験におけるゾニサミド製剤の自殺念慮および自殺企図の発現率は0.45%であり、プラセボ群では0.23%でした。