15050 円!! 慢性気管支炎、肺気腫を含む慢性閉塞性肺疾患の治療薬。気管支の収縮を妨げ気道閉塞による諸症状を緩和。
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Spiriva (Tiotropium Bromide) - 18mcg (30 Capsules)
■ 30カプセル
15050 円
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有効成分
臭化チオトロピウム(Tiotropium Bromide)
製造国
アメリカ(ニュージーランド・オーストラリア市場向け)
製造元
Boehringer Ingelheim Ltd.
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
通常、成人は1日1回1カプセルを、専用の吸入用器具(ハンディヘイラー )を用いて吸入してください。
【ハンディヘイラーの使用・吸入方法(英語版の使用・吸入方法はこちら)】
1.ハンディヘイラー のボタンを指でしっかりと押したあと、指を離してボタンが自然に元の位置にもどるようにします。
2.ハンディヘイラー のふたを引っ張り上げてふたを開け、中のマウスピースを引っ張り上げます。
3.中央のくぼみにカプセルを挿し込みます。カプセルの挿し込む方向に特別な決まりはありません。
4.マウスピースを元の位置に戻して閉じます。その際、カチリという音がするまでしっかりと閉じてください。ふたを開けたままで、マウスピースとハンディヘイラーの底の部分との間に隙間がなく、完全に閉じられていることを確認して下さい。
5. ハンディヘイラー をまっすぐに持ち、指でボタンを1回完全に押し込んでから、指を離します。この操作によってスピリーバ18mcg(カプセル)に穴が開けられ、吸引時にカプセルの内容物が吸引されることになります。
※ボタンを押すのは1回だけです。何回も押すことによってカプセルが崩壊し、カプセルを形成しているゼラチンが薬効成分と共に吸引される場合があります。(ただし、ゼラチンを吸引することによる弊害はありません。)
6. 息を吐き出します。マウスピースを歯の間にはさみ、唇で覆うようにくわえます。
垂直に立ったまま、または座ったままの姿勢で頭をまっすぐにし、できるだけ深く、ゆっくりと口から息を吸い込みます。その際スピリーバ18mcg(カプセル)がハンディヘイラー内で振動していることを確認して下さい。吸引後、ハンディヘイラー を口から外して苦しくない程度にできるだけ息を止めます。その後はいつもどおりに呼吸をしてください。粉末は完全に吸収することが大切なため、ハンディヘイラー収納部のスピリーバ18mcg(カプセル)の粉末が完全になくなるまで、6の手順を繰り返してください。
※ハンディヘイラー内でスピリーバ18mcg(カプセル)が振動していることが確認できない場合には、ハンディヘイラーを垂直に持ち、机に軽くトントンと打ちつけます。またマウスピースが完全に閉じているかを再確認してください。その後再度深く、ゆっくりと吸引します。それでもスピリーバ18mcg(カプセル)の振動が確認できない場合はハンディヘイラーの使用方法について医師や薬剤師に確認してください。
7.マウスピースをあけてハンディヘイラーをさかさまにし、使用済みのスピリーバ18mcg(カプセル)を捨てます。マウスピースとふたを閉じてハンディヘイラーを保管してください。
【ハンディヘイラーの洗浄】
毎回、ハンディヘイラー が円滑に機能するよう、最低でも1カ月に1回はハンディヘイラーを洗浄します。
1. ふたとマウスピース部を開けたあとに、ボタンを上に押し上げてそこの部分を開きます。
2. 暖かい水でよくゆすぎ、内部についている粉を取り除いた後、余分な水分を振り落とした後、乾燥させます。乾燥には24時間かかるため、使用後すぐに洗浄するようにしてください。
マウスピース外側は、湿らせたティッシュで汚れをふき取ることができます。
商品詳細
スピリーバ18mcgは、慢性閉塞性肺疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状を緩和する粉末吸入剤です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、有害な空気が原因となって気管支や肺胞などに障害が生じる病気で、日本における2006年の死亡原因の第10位、また実際に慢性閉塞性肺疾患を患っている人は500万人以上と推定されています。
死亡者数は毎年増加の傾向にあり、55歳の高齢者が95%を占めています。
慢性閉塞性肺疾患は別名「たばこ病」と言われており主な原因は喫煙ですが、実際に喫煙者で慢性閉塞性肺疾患になる人はそのうちの約15-20%とされています。
喫煙以外では大気汚染、受動喫煙、呼吸器感染などが挙げられ、またほこりっぽい場所やガスの出る場所など肺に影響を受けやすい環境での労働、幼児期に栄養状態が悪かった人などもかかりやすいと言われています。
ひと言で慢性閉塞性肺疾患と言っても、正確には慢性気管支炎、肺気腫など、長期にわたる気道閉塞を引き起こす病気の総称です。
このうち慢性気管支炎は、主にウイルスが原因となって気管支内部の壁が炎症やはれを起こし、粘液量が増加するために気道が狭くなる気管支炎が長期間にわたって続く病気です。
発熱、鼻水、のどの痛みなど風邪に似た症状が現われ、せきやたんを伴い、また病状が進行すると、気管支に空気が通らなくなり、その先の肺胞が壊れることもあります。
一方で肺気腫は、肺胞と呼ばれる無数に集まる小さなブドウの房のような臓器が破壊され、呼吸が困難になる病気です。
肺は酸素を取り込み、炭酸ガスを吐き出す働きをしますが、肺気腫によって正常に肺が機能しなくなるとこの働きができなくなるため、少し体を動かすだけで体内の酸素不足が起こるようになります。
慢性閉塞性肺疾患の治療は、まず喫煙者の場合は禁煙が絶対原則となります。
一度破壊されてしまった肺の細胞は、成人の場合では再生しませんが、禁煙により症状や進行を遅らせることが可能であることが知られています。
そのほか運動療法、栄養指導、呼吸理学療法などと並行して通常は薬物療法が取り入れられます。
薬物療法は吸入薬による治療が主となり、症状に応じて気管支拡張、呼吸筋力の増強、殺菌、鎮咳、去痰などを目的とした薬が使用されますが、スピリーバ18mcgは気管支を広げ、呼吸を楽にする作用を持つ気管支拡張薬です。
有効成分の臭化チオトロピウムは、気道平滑筋に存在するM3 受容体とアセチルコリンが結合するのを阻害することで、気管支収縮抑制作用を現わします。
また、気管支収縮抑制作用は用量依存的であり、この作用は24時間以上持続するという特長を持っています。
副作用
スピリーバ18mcgを使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
主な副作用
霧視、眼圧上昇、発疹、脱毛、そう痒、じんましん、浮動性めまい、かすれ声、不眠、味覚倒錯、嗅覚錯誤、口渇、便秘、消化不良、口内炎、舌炎、高尿酸血症、頻脈、上室性頻脈、動悸、好酸球増多、白血球減少、咽喉刺激感、せき、呼吸困難、喘鳴、鼻出血、血尿、排尿障害、夜間頻尿、クレアチニン上昇、腎機能異常、尿閉、過敏症(血管浮腫を含む)
極稀に起こる重篤な副作用
心不全、心房細動、期外収縮、イレウス
特別な注意
以下の場合、スピリーバ18mcgを絶対に使用しないでください。
・緑内障の人: 眼内圧を高め、症状を悪化させるおそれがあります。
・前立腺肥大などによる排尿障害のある人: さらに尿を出にくくすることがあります。
・アトロピンおよびその類縁物質あるいはスピリーバ18mcgの成分に対して過敏症の既往歴のある人
・小児
以下の場合、スピリーバ18mcgを慎重に服用してください。
・心不全、心房細動、期外収縮の人、またはそれらの抗歴のある人: 心不全、心房細動、期外収縮が発現することがあります。
・腎機能が高度あるいは中等度低下している人(クレアチニンクリアランス値が50ml/分以下の人): スピリーバ18mcgは腎排泄型であり、腎機能低下の人では血中濃度の上昇がみられます。
・前立腺肥大の人: 排尿障害が発現するおそれがあります。
【重要な基本的注意】
・スピリーバ18mcgは急性増悪の治療を目的としておらず、慢性閉塞性肺疾患に基づく症状を安定させるためには、スピリーバ18mcgを継続して使用する必要があります。ただし用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、スピリーバ18mcgが適当ではないと考えられるので、漫然と使用を継続せずに中止してください。
・スピリーバ18mcgの吸入後、即時型過敏症(血管浮腫を含む)が発現する可能性があるので、異常が認められた場合は服用を中止し、適切な処置を行なってください。
・吸入薬の場合、薬剤の吸入により気管支けいれんが誘発される可能性があるので、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行なってください。
・スピリーバ18mcgの使用時は目に入らないように注意してください。結膜の充血および角膜浮腫にともなう赤色眼とともに眼痛、眼の不快感、霧視、視覚暈輪あるいは虹輪が発現した場合、急性閉塞性隅角緑内障の兆候の可能性があります。
・腎機能が低下している高齢者が使用する場合は、治療性の有益性と危険性を勘案して慎重に使用し、有害事象の発現に注意してください。
【効能・効果に関連する使用上の注意】
・スピリーバ18mcgは急性増悪の治療を目的として使用する薬剤ではありません。
【用法・用量に関連する使用上の注意】
・スピリーバ18mcgは吸入用カプセルであり、必ず専用のハンディヘイラーを用いて吸入し、内服しないでください。
・スピリーバ18mcgは吸入製剤であり、消化管からの吸収率は低いため、内服しても期待する効果は得られません。
安全性が確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。
授乳中の人は使用を避け、やむを得ず使用する場合は授乳を中止してください。
スピリーバ18mcgの抗コリン作用により、急性緑内障が現われる可能性があります。