3960 円!! 更年期障害、閉経後骨粗しょう症予防の二次治療、そして前立腺がん緩和治療などに使用される合成卵胞ホルモン薬。
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Pabyrn (Ethinyloestradiol) - 10mcg (100 Tablets)
■ 100錠
3960 円
【現在、在庫切れとなっています】
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有効成分
エチニルエストラジオール(Ethinyl estradiol)
製造国
ニュージーランド
製造元
NZ Medical & Scientific
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
●閉経後エストロゲン欠乏による更年期障害症状
通常、1日10-50mcgを経口服用します。
●閉経後骨粗しょう症の予防
通常、1日20-50mcgを経口服用します。
●前立腺がんの緩和治療
通常、1日1000-2000mcgを経口服用します。
・パバーンは最低用量を、必要最低期間のみ使用するようにしてください。
・子宮を摘出していない女性の使用においては、プロゲステロン(黄体ホルモン)剤との併用が必要となります。
商品詳細
パバーン10mcgはエストロゲン欠乏による更年期障害、閉経後骨粗しょう症予防の二次治療、そして前立腺がん緩和治療などに使用される合成卵胞ホルモン薬です。
エストロゲンは、一般に女性ホルモンまたは卵胞ホルモンと言われているホルモンですが、女性だけでなく男性の体内にも存在しています。
女性の場合は卵巣から分泌され、血流促進、悪玉コレステロール増加抑制、皮下脂肪を増やす、コラーゲン合成など、さまざまな働きをし、女性を女性らしく保つ働きをしています。
男性の場合では、男性ホルモンの一種であるテストステロンにアロマターゼという酵素が働きかけてエストロゲンがつくられており、その量は女性の約半分と言われています。
しかしこのエストロゲンも加齢と共に減少していきます。
日本の女性は平均的に50歳前後で閉経を迎えると言われていますが、閉経が近づくにつれて現われる症状のひとつが更年期障害です。
体内でエストロゲンが合成されなくなっていくためにホルモンのバランスがくずれ、コラーゲンが減って肌にしわやたるみが増える、体温が調節できなくなるためのぼせやほてりが起こる、髪の毛の潤いがなくなり本数が減る、カルシウムが流出するために骨がもろくなる、などの症状が現われ、骨粗鬆症や月経異常などにかかりやすくなります。
また近年では過激なダイエット、不規則な生活、ストレス、喫煙などが原因となってエストロゲンの量が減少し、若くして更年期と同じような症状を引き起こすケースも多いようです。
一方、前立腺がんは男性特有のがんです。
前立腺と呼ばれる排尿、精液の流れを調節する臓器に発生しますが、その原因はまだ解明されていません。
しかし更年期障害と同じく、加齢などにより体内の男性ホルモンのバランスがくずれることで起こるのではないかと考えられています。
これらの症状は、エストロゲンを補充することで改善が期待できます。
エストロゲンにはエストロン、エストラジオール、エストリオールがあり、中でもエストラジオールはもっとも強い生理活性を持ち、その活性はエストロンの5倍、エストリオールの10倍とされています。
パバーン10mcgの有効成分であるエチニルエストラジオールはエストラジオールの前駆体で、内服した後に強いホルモン作用を現わします。
エストロゲンを効率よく補充することで更年期障害に伴うさまざまな症状を改善し、また前立腺がんに対しては、前立腺および精のう重量を減少させ、血中テストロン値を低下させるので緩和治療に使用されます。
また性同一性障害、トランスセクシャルの人が女性ホルモン補充として使用している場合も多いようです。
副作用
パバーン10mcgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
・主な副作用
発疹、黄だん、肝機能異常、血圧上昇、精神障害の再発、高カルシウム血症(大量継続服用の場合)、ナトリウム・体液の貯留(大量継続服用の場合)、不正出血、経血量変化、下腹部痛、乳房緊満感、乳房痛、悪心、嘔吐、下痢、食欲不振、胃痛、腹痛、頭痛、めまい、倦怠感、陰萎
・極稀に起こる重篤な副作用
血栓症(心筋、脳、四肢など)、心不全、狭心症
特別な注意
以下の場合、パバーン10mcgを絶対に服用しないでください。
・エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳がん、子宮内膜がんなど)およびその疑いのある人(治療目的で服用する場合を除く): 腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがあります。
・血栓性静脈炎、肺塞栓症またはその既往歴のある人: 血液凝固能の亢進により、これらの症状が悪化することがあります。
以下の場合、パバーン10mcgを慎重に服用してください。
・肝障害のある人: 代謝機能が低下しており肝臓への負担が低下するため、症状が増悪するおそれがあります。
・子宮筋腫のある人: 子宮筋腫の発育を促進するおそれがあります。
・子宮内膜症のある人: 症状が増悪するおそれがあります。
・心疾患、腎疾患またはその既往歴のある人: ナトリウムや体液の貯留により、これらの症状が悪化するおそれがあります。
・てんかんの人: 体液の貯留により、症状が増悪するおそれがあります。
・糖尿病の人: 耐糖能が低下することがあるので、充分にコントロールを行ないながら服用してください。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意してください。
卵胞ホルモン剤を長期間(約1年以上)使用した閉経後以降の女性では、子宮内膜癌を発生する危険度が比較的高く、この危険度の上昇は試用期間、使用量と相関性があることを示唆する疫学調査の結果が報告されています。