3170 円!! 【販売終了】【有効成分:プロピオン酸フルチカゾン/フルチカゾンプロピオン酸エステル】
気管支の炎症を抑制し、気道を確保する作用で症状の良好な状態を維持する、エアロゾールタイプの長期治療薬。
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Flixotide Inhaler (Fluticasone Propionate) - 125mcg (120 Doses)
■ 1スプレー缶
3170 円
【現在、在庫切れとなっています】
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有効成分
プロピオン酸フルチカゾン/フルチカゾンプロピオン酸エステル(Fluticasone Propionate)
製造国
オーストラリア
製造元
GlaxoSmithKline
使用量
大人・16歳以上:1回100~1000mcgを1日2回吸引 します。
4歳以上~16歳未満:1回50~200mcgを1日2回吸引します。
1歳以上~4歳未満:1日100mcgを1日2回吸引します。
1回の吸引量は医師に指示された量を必ず守ってください。
【インヘラーの使い方(取扱書参照)】
1: インヘラーの吸入口部分のキャップをはずし、吸入口部分の内側と外側が清潔であるかと、フルタイドの噴出口の周りにほこりや小さな砂などがないことを確認します。
2: インヘラーをまっすぐに持ち、よく振ります。
フルタイド・インヘラーを初めて使用する時および1週間以上使用していなかった時は、インヘラーを良く振った後に吸入ボトルを1回押してフルタイドがきちんと押し出されることを確認してください。
3: インヘラーを口元へ近づけ、吸入口を歯の間でくわえて口を閉じます。この時インヘラーを噛まないようにしてください。まだ吸入薬ボトルを押してはいけません。インヘラーをくわえたままの状態でゆっくりと息を完全に吐き出します。
4: 顔を少し上向けにして口からゆっくりと深く息を吸い込みはじめた直後に吸入薬ボトルを強く押し、フルタイドを息と一緒に深く吸い込みます。
5: 息を止めインヘラーを口からはずします。できるだけ長く(約10秒間)息を止めた状態を保ちます。このことによって薬が肺の下部まで行き渡ります。その後ゆっくりと息を吐きます。追加の吸入が必要な場合、約1分間待った後に2~5を繰り返します。使用後は薬が誤って噴出されることがないように、キャップをパチンという音がして固定されるまでしっかりと締めてください。もしインヘラーを押すタイミングと同時に息を吸い込むことが難しい場合は、スペーサーと呼ばれる吸入補助器具の使用の考慮を医師や薬剤師と相談してください。
【コツ】
子供や握力の弱い人は吸入薬ボトルを片手でうまく押せない場合があります。その場合は両手で押すようにしてください。
【吸引後】
インヘラー使用後に薬が口やのどに残り軽度の不快感を残すことがあります。その場合、インヘラー使用後にうがいをしてください。
【保管】
凍らせないようにしてください。直射日光や熱を避けて30℃以下の場所で保管してください。
吸引薬ボトルが空でも穴をあけたり燃やしたりしないで下さい。爆発するおそれがあります。
【クリーニング】
吸入薬ボトルをインヘラー本体から取り除いた後、吸入口部分のキャップとインヘラー本体を温かい流水でゆすぎます。その後乾燥させてから吸入薬ボトルをインヘラーに取り付けます。クリーニングは最低でも1週間に1回はするようにしてください。
<注意点>
インヘラーの使用は自然に行なえるようにする必要があります。実際にインヘラーの持ち方がこの取扱説明書と多少異なる場合があるかもしれませんが、説明書どおりの手順で吸引することが大切です。
口から息をゆっくりと吸い込み始めるのと同時にフルタイドが噴出されなくてはなりません。吸入薬を使用したことがない場合、最初の何回かは鏡を見ながら吸入してください。“霧”がインヘラーの上部や口のわきから出てくるのが見えた場合、きちんと吸入されていないことになります。説明書を再度熟読し、2からの所作を繰り返してください。
うまく吸引できない状態が続くようであれば医師や薬剤師に相談してください。
商品詳細
フルタイド・インヘラーはプロピオン酸フルチカゾンという糖質コルチコイドを有効成分とした吸入タイプの副腎皮質ステロイド剤です。
有効成分のプロピオン酸フルチカゾンは抗炎症たんぱく質の生成を促進する一方で、炎症促進性たんぱく質の生成を抑制するという二通りの機能によって気管支の炎症を効果的に制御します。
そのため過剰炎症によって引き起こされている気管支喘息長期管理薬(コントローラー)として一般的に使用されています。
気管支喘息とはアレルゲンや刺激に対する細胞の免疫機能によって引き起こされる慢性的可逆性気道閉塞性で、発作時の喘鳴と呼吸苦を特徴とする疾患です。
日本での有病率は人口の約3~5%、世界中では約3億人が罹患者であるとされ、その数は年々増加しています。
症状が現れない平常時と激しい発作時の2つの状態が存在し、激しい発作時には、呼吸困難、喘鳴、胸が締め付けられるなどの症状が現れます。
喘息の発作時には気道細胞の炎症によって気道平滑筋が緊縮し、それによる可逆性気道閉塞のために呼吸困難が起こります。
重篤な発作になると命に関わるケースもあるため、従来の治療では発作症状を抑えて気道を確保することが第一とされ、発作時の気管支拡張薬の投与や発作を起こすアレルゲンの除去に重点がおかれていました。
しかし近年の研究により気管支喘息の発作の原因が患者のアレルゲン吸入反応による慢性的な気道炎症によるものであることが判明したため、平常時における気道過敏性による過剰炎症を抑制し、その抑制状態を維持していくことが喘息治療において重要であるとされるようになりました。
喘息発作時においては気道確保のために気道拡張の強さ、即効性、そして副作用の少ない治療薬として吸引タイプのβ2受容体刺激薬やテオフィリン剤などが発作時治療薬(レリーバー)として広く用いられています。
これらのレリーバー薬は発作症状を軽減する目的でのみ用いられており、喘息そのものを改善するものではありません。
長期管理薬(コントローラー)は慢性化している気道炎症の抑制により、炎症を起こす要因となる気道過敏性を改善することにあります。
また、気道の過剰炎症が抑制された状態を維持にすることによって喘息発作の予防が可能になり、気道過敏性が改善されることによって発作時の症状を軽減するなど長期間に渡っての病状のコントロールが目的となります。
喘息治療においてはこのような長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の使い分けが必要不可欠となっています。
フルタイド・インヘラーの有効成分のプロピオン酸フルチカゾンには、細胞免疫の抑制と抗炎症作用という二つの異なる作用があります。
プロピオン酸フルチカゾンは細胞増殖を促す因子を制御したり、アポトーシスという細胞死滅機能を引き起こして免疫機能細胞の増殖を抑制します。その結果免疫機能細胞から生成される抗体が減少し、過敏反応する免疫機能が制御されることになります。
またプロピオン酸フルチカゾンは生体機能を調節するエイコサノイドという物質の生成を阻害します。阻害することによってエイコサノイドの一種であり、気管支喘息の炎症の起因であるロイコトリエンによってもたらされる気道狭窄、粘液の分泌と蓄積、気管支閉塞、気道の炎症細胞の浸潤といったさまざまな白血球細胞の炎症現象が抑制されるようになります。
同時にそのような炎症を促進するプロスタグランジンを作り出すシクロオキシゲナーゼといった酵素も阻害されるため、気管支喘息の炎症に対して優れた抗炎症作用を発揮します。
副作用
フルタイド・インヘラーの副作用としては次のようなものがあります。
アレルギー反応症状: 喘鳴、唇、顔およびのどのむくみ、呼吸苦、息切れ、枯草熱、湿疹、めまい
口腔、咽喉頭:不快、むせ、疼痛、刺激感、違和感、嗄声、カンジタ、味覚異常、咳、口内乾燥など
消化器系:悪心、腹痛
精神神経系:不安、睡眠障害、興奮(子供)
その他:浮腫、高血糖、浮腫、気管支れん縮、高血糖など
上記の症状が認められた場合は医師に相談してください。
特別な注意
有効成分であるプロピオン酸フルチカゾン、レシチン、大豆などにアレルギーの方はフルタイド・インヘラーを使用しないで下さい。アレルギー症状については『副作用』の項目を参照して下さい。
感染症の患者、糖尿病患者はフルタイド・インヘラーの服用によって病状が悪化するおそれがあります
フルタイド・インヘラーは気管支喘息の長期治療薬(コントローラ)です。急性の発作に対しては使用しないでください。
フルタイド・インヘラー以外の経口および吸引タイプのステロイド剤を服用している方は、フルタイド・インヘラー使用前に医師に相談して下さい。
以前にフルタイド・インヘラー以外の気管支喘息治療薬の使用を中断した既歴のある方は使用前に医師に相談してください。
食品、染料、保存料、薬などに対してアレルギーの方は、フルタイド・インヘラー使用前に医師に相談して下さい。
医師の指示がない限りフルタイド・インヘラーの使用をやめないでください。
肺結核性疾患の方は、フルタイド・インヘラーの使用によって症状が悪化することがあります。
ほかの薬を服用する前に、医師または薬剤師にフルタイド・インヘラーを使用していることを伝えてください。
フルタイド・インヘラーを他人と共用しないでください。
妊婦、あるいは妊娠の可能性がある方は、フルタイド・インヘラーの使用は極力避け、薬効が危険性を上回ると医師に判断された場合以外の使用はしないでください。
プロピオン酸フルチカゾンは母乳を介して乳幼児に摂取されると考えられています。そのため授乳中の女性はフルタイド・インヘラーの使用を極力避け、薬効が危険性を上回ると医師に判断された場合以外の使用はしないでください。
高齢者は生理機能が低下しているため、フルタイド・インヘラーの吸入量を調整する必要がある場合があります。
フルタイド・インヘラーを使用後、突如呼吸苦を感じた場合、吸引タイプの発作治療薬(リリーバー)が必要となります。リリーバーの効力が減少したと感じられる場合は早急に医師に相談してください。