ダイトール(トラセミド)10mg 15錠

520 円!! 体液中のカりウムを過剰に排出しないカリウム保持性利尿薬。体液量を減少させ高血圧やむくみを改善。

Dytor (Torsemide) - 10mg (15 Tablets)

■ 15錠

520 円


ご注文数量 単価
2 以上 500 円
6 以上 490 円
   

数 量 :   


 

有効成分

トラセミド(Torsemide)

 

製造国

インド

 

製造元

Cipla

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

【うっ血性心不全】
通常、成人は1回10-20mgを1日1回経口服用します。
理想の利尿効果が得られない場合は、効果が現われるまで約倍量を服用しますが、1日の最大服用量は200mgとします。

【慢性腎不全】
通常、成人は1回20mgを1日1回経口服用します。
理想の利尿効果が得られない場合は、効果が現われるまで約倍量を服用しますが、1日の最大服用量は200mgとします。

【肝硬変】
通常、アルドステロン拮抗薬またはカリウム保持性利尿薬と併用し、成人は1回5-10mgを1日1回経口服用します。
理想の利尿効果が得られない場合は、効果が現われるまで約倍量を服用しますが、1日の最大服用量は40mgとします。

【高血圧】
通常、成人は1回5mgを1日1回服用します。
4-6週間服用しても血圧が下がらない場合は、1回10mgを1日1回服用します。
10mgに増量しても降圧効果が現われない場合は、ほかの降圧剤を併用します。


商品詳細

ダイトール10mgは、ループ利尿剤と呼ばれる尿排泄を促進する薬で、心臓、腎臓、肝臓の働きが悪くなることで起こるむくみ(浮腫)や、高血圧の治療に使用されます。

むくみは、痛みを伴わないはれのことで、顔や手足などに現われることが多いようです。通常、脚のむくみは長時間同じ姿勢と取り続けたり、長い間歩いたりすることで起こりますが、これは細胞間質液と言われる細胞組織の液体と血液の圧力バランスがくずれ、細胞組織に水分が溜まるのが原因で、夕方に起こる軽いむくみについては特に心配する必要はありません。しかしこれ以外にも心臓病、腎臓病、肝臓病が原因で起こるむくみもあります。

心臓が原因で起こるむくみの大部分は心不全によるものです。心臓は右心系(肺循環)と左心系(全身循環)に分かれており、そのどちらに問題があるかで現われる症状も異なってきます。右側心不全の場合は、足、足首、肝臓、腹部などに体液が溜まるためこれらの部分にむくみが生じますが、余分な体液の量と重力の関係で、例えば立っている場合は足に、寝ている場合は背中など、体液の溜まる場所は変わります。体液の量が多い場合は、腹部や肝臓、胃に溜まることもあります。
左側心不全では、肺の内部に体液が溜まるために肺水腫が起こり、呼吸困難、息切れなどの症状が現われてきます。人によっては心臓喘息を起こし、気管支けいれんや喘鳴が現われることもあり、急性肺浮腫の場合は命にかかわる場合もあります。また左側心不全は、結果的に右心不全も引き起こします。

腎臓病や肝臓病では、血液中のアルブミンなどのたんぱく質が減少する低たんぱく血症が原因でむくみが起こります。腎臓に問題がある場合はたんぱく質が尿中に過剰に排出されることで、また肝臓病ではたんぱく質がうまく合成できなくなるために低たんぱく血症が起こりやすくなります。アルブミンは血中の中に水分を溜める働きをしますが、低たんぱく血症ではこの機能がうまく作用しなくなることで細胞外に水分が流れ出し、むくみが生じます。腎臓や肝臓に問題がある場合では、むくみは主に顔、手足、腹部に現われます。

むくみは水分が体内に溜まることで起こるため、その治療には利尿剤が主に使われます。利尿剤はその作用や機序によりいくつかに分類されますが、ダイトール10mgは強力な水分および電解質の排泄作用を持つループ利尿薬に属します。ループ利尿薬は、尿細管のループ状に曲がっている部分(ヘンレ係蹄上行脚髄質部)に作用して水、ナトリウムの再吸収を阻害することで利尿作用を示す薬で、利尿薬の中ではいちばん作用が強いと言われています。しかしその反面でカリウムを排泄する作用を持つため、高血圧、疲労、筋力低下、抑うつ、便秘などを症状とする低カリウム血症を引き起こす可能性もあります。
しかしダイトール10mgはループ利尿作用に加えて、抗アルドステロン作用(水、ナトリウムの貯留作用を持つアルドステロンの働きを阻害する)に由来するカリウム保持性を併せ持っているため、ほかのループ利尿剤と比べて低カリウム血症を起こしにくいうえに有効性と安全性が高く、さらに食事の影響を受けない、効果の出現が人により均等である、などのすぐれた特長を持っています。
またこの強い利尿作用から、海外ではむくみの治療のほか、高血圧に対する降圧薬としても使用されています。


副作用

ダイトール10mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
血液障害(血小板減少、白血球減少、赤血球減少、ヘマトクリット値減少など)、血清脂質増加、高血糖症、高カリウム血症、発疹、そう痒、口渇、腹痛、吐き気、嘔吐、胸やけ、食欲不振、下痢、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GPT上昇、Al-P上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、頻尿、頭痛、めまい、手足のしびれ、聴覚障害、倦怠感、動悸、痛風様発作、関節痛、CK(CPK)上昇、LDH上昇、女性化乳房、筋けいれん

●極稀に起こる重篤な副作用
肝機能障害、黄だん、血小板減少、低カリウム血症、高カリウム血症


特別な注意

以下の場合、ダイトール10mgを絶対に服用しないでください。
・無尿の人: ダイトール10mgの効果が期待できません。
・肝性昏睡の人: 低カリウム血症によるアルカローシスの増加により肝性昏睡が悪化するおそれがあります。
・体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している人: 電解質失調を起こすおそれがあります。
・ダイトール10mgの成分またはスルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある人

【慎重服用】
・進行した肝硬変症のある人: 肝性昏睡を起こすおそれがあります。
・重篤な冠硬化症または脳動脈硬化症のある人: 急速な血漿量減少、血液濃縮を来たし、血栓塞栓症を誘発するおそれがあります。
・腎機能障害のある人: 腎機能障害が増悪することがあります。また排泄遅延により血中濃度が上昇するおそれがあります。
・肝疾患、肝機能障害のある人: 肝性昏睡を起こすおそれがあります。
・本人または両親、兄弟に痛風、糖尿病のある人: 痛風発作を起こすおそれがあります。また糖尿病を悪化させるおそれがあります。
・下痢、嘔吐のある人: 電解質失調を起こすおそれがあります。
・手術前の人: 昇圧アミンに対する血管壁への反応性を低下させることがあります。またツボクラリンなどのまひ作用を増強することがあります。
・ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤、ACTHまたはグリチルリチン製剤を服用している人
・減塩療法をしている人: 低ナトリウム血症を起こす恐れがあります。
・高齢者: 少量から服用を開始するなど、状態を観察しながら慎重に服用してください。また高齢者では急激な利尿は血漿量の減少を来たし、脱水、低血圧などによる立ちくらみ、めまい、失神などを起こすことがあります。特に心疾患などで浮腫のある高齢者では急激利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮を来たし、脳梗塞などの血栓塞栓症を誘発するおそれがあります。さらに低ナトリウム血症、低カリウム血症が現れやすいとされています。
・乳児: 電解質のバランスがくずれやすいとされています。

【重要な基本的注意】
・ダイトール10mgの利尿効果は急激に現われることがあるので、電解質失調、脱水に充分注意し、少量から服用を開始して、徐々に増量してください。
・連用する場合、電解質失調が現われることがあるので定期的に検査を行なってください。
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・夜間の休息が必要の人は、夜間の排尿を避けるため、午前中に服用することが望ましいとされています。

妊娠初期または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

授乳婦が服用する場合は、授乳を避けてください。

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。