シノマイシン50(ミノサイクリン)50mg 6カプセル

1130 円!! ミノマイシンのジェネリック
皮膚感染症からSTD/STIといった幅広い領域において使用されるテトラサイクリン系抗生物質。

Cynomycin 50 (Minocycline) - 50mg (6 Capsule)

■ 6カプセル

1130 円


ご注文数量 単価
2 以上 1100 円
6 以上 1080 円
11 以上 1050 円
   

数 量 :   


 

有効成分

ミノサイクリン(Minocycline)

 

製造国

インド

 

製造元

Wyeth

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は初回服用量として200mgを経口服用し、以降12時間ごとに100mgを服用します。
24時間以内の服用量が400mgを超えないようにしてください。

●ニキビ治療
推奨服用量として1日100mgを2回に分けて経口服用します。

●尿道感染および肛門感染以外の単純淋菌性感染
初回服用量として200mgを経口服用し、以降12時間ごとに100mgを最低4日間以上服用します。

●単純淋菌性尿道炎
推奨服用量として12時間ごとに100mgを最低5日間以上経口服用します。

●梅毒
通常服用量を10-15日間以上経口服用します。

●髄膜炎菌性保菌者
推奨服用量として12時間ごとに100mgを最低5日間以上経口服用します。

●マイコバクテリウム-マリヌム感染症(ミコバクテリウムマリーヌム感染症)
一般に、12時間ごとに100mgを6-8週間経口服用することで治療効果が期待されています。

●クラミジア・トラコマチス、ウレアプラズマ-ウレアリチカム
推奨服用量として12時間ごとに100mgを最低7日間以上経口服用します。


商品詳細

シノマイシン50は、ニキビや皮膚の感染症をはじめ、肺炎やマイコプラズマ肺炎を含む異型肺炎などの呼吸器感染症、腎盂腎炎、膀胱炎などの尿路感染症にも有用性が認められているテトラサイクリン系の抗生物質です。またオウム病、尿道炎、精巣上体炎、子宮内感染などの原因菌として注目されているクラミジア属による感染症など、主に以下の菌種、症状に効果が期待できます。

・適応菌種 
ミノサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭そ菌、大腸菌、赤痢菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌、梅毒トレポネーマ、リケッチア属(オリエンチア・ツツガムシ)、クラミジア属、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)

・適応症 
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、ぼうこう炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、淋菌感染症、梅毒、腹膜炎、感染性腸炎、外陰炎、細菌性膣炎、子宮内感染、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、炭そ、つつが虫病、オウム病

抗生物質とは、「微生物が産生する物質のうち、ほかの微生物の発育を阻害する化学物質」のことで、本来は微生物が進化の過程で獲得した産物ですが、現在では人為的に合成された化合物も含めて抗生物質と呼ばれています。
1929年に最初の抗生物質であるペニシリンが発見されて以来、多種多様な抗生物質が発見・合成されてきましたが、そのひとつがテトラサイクリン系の抗生物質です。

テトラサイクリン細菌が増殖するために必要なたんぱく質の合成を阻害して抗菌作用を示す抗生物質で、微生物の増殖を阻止させることで静菌的に働きます。ペニシリン系およびセフェム系抗生物質が効かないマイコプラズマやクラミジア、リケッチア以外にもさまざまな細菌に対して有効であるため、慢性気管支炎、性行為感染症のクラミジア症、また皮膚科ではニキビ菌の殺菌などに広く利用されています。
しかしその反面で多用による薬剤耐性出現の問題も発生しており、一般にテトラサイクリン系の抗生物質の使用頻度は少なくなっていると言われています。

シノマイシン50の有効成分であるミノサイクリンは、同じテトラサイクリン系の抗生物質でもほかとは異なる特徴を持っています。血液から体内のさまざまな臓器に入りやすい性質を持っていることから、抗菌スペクトルがほかのテトラサイクリン系の抗生物質よりもさらに広く、また生体内半減期が長く血漿中濃度が2-4倍高く保たれるため、1日の服用回数が少なくて済むという利点もあります。
さらに耐性菌が比較的少ないうえに、抗菌力は従来のテトラサイクリンなどに比べて1-4倍強く、またテトラサイクリンが効きにくい耐性ブドウ球菌やレンサ球菌、大腸菌に対しても一定の効果が期待できるなど、強い抗菌力を特長とします。
近年の研究結果では、ミノサイクリンが、神経変性疾患、特に多発性硬化症、関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、パーキンソン病といった一連の神経変性疾患に対して神経保護と抗炎症作用を示しうることが報告されています。

なお、一般にほとんどの処方薬は使用期限を過ぎると薬効が弱まっていくのみですが、ミノサイクリンを含むテトラサイクリン系は、時間が経つにつれカプセル剤内に含まれるある種の化学物質の分解によって毒性が生じ、腎臓に重大な障害を起こす可能性があると言われています。先進国で製造される医薬品では問題になることはないとされていますが、念のために使用期限の過ぎた薬は服用しないように注意してください。


副作用

シノマイシン50を服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発疹、発熱、むくみ(四肢、顔面)、じんましん、色素沈着(皮膚、爪、粘膜)、光線過敏症、めまい感、頭痛、しびれ感、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、黄だん、腹痛、悪心、食欲不振、胃腸障害、嘔吐、下痢、舌炎、便秘、口内炎、味覚異常、肛門周囲炎、歯牙着色、好酸球増多、BUN上昇、菌交代症に基づく新しい感染症、ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向など)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎など)、頭蓋内圧上昇に伴う症状(嘔吐、頭痛、複視、うっ血乳頭、大泉門膨隆など)、耳鳴、倦怠感、関節痛

●極稀に起こる重篤な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、全身性紅斑狼瘡(SLE)様症状の増悪、中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、剥脱性皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、血液障害(汎血球減少、無顆粒球症、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少、貧血など)、重篤な肝機能障害、急性腎不全、間質性腎炎、呼吸困難、間質性肺炎、PIE症候群、すい炎、けいれん、意識障害などの精神神経障害、出血性腸炎、偽膜性大腸炎


特別な注意

以下の場合、シノマイシン50を絶対に服用しないでください。
・テトラサイクリン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある人

【慎重服用】
・肝障害のある人: 副作用が強く現われるおそれがあります。
・腎障害のある人: 副作用が強く現われるおそれがあります。
・食道通過障害のある人: 食道潰瘍を起こすおそれがあります。
・経口摂取の不良な人または非経口栄養の人、全身状態の悪い人: ビタミンK欠乏症状が現われることがあるので観察を充分に行なってください。
・高齢者

【重要な基本的注意】
・めまい感が現われることがあるので、シノマイシン50の服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作および高所での作業などに従事しないように注意してください。

【効能・効果に関連する使用上の注意】
・胎児に一過性の骨発育不全、歯牙の着色、エナメル質形成不全を起こすことがあります。また動物実験で胎児毒性が認められているので、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。
・小児(特に歯牙形成期にある8歳未満の小児)が服用した場合、歯牙の着色、エナメル質形成不全、また一過性の骨発育不全を起こすことがあるので、ほかの薬剤が使用できないか、無効の場合のみ適用を考慮してください。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・シノマイシン50の使用にあたっては、耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめてください。
・炭その発症および進展抑制には、類薬であるドキシサイクリンについて米国疾病管理センター(CDC)が60日間の服用を推奨しています。

高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすく、またビタミンK欠乏による出血傾向が現われることがあるため、用量並びに服用間隔に留意するなど状態を観察しながら慎重に服用してください。

母乳中へ移行することが報告されているため、授乳中の人は服用しないことが望ましいですが、やむを得ず服用する場合には授乳を中止してください。

大量服用により肝障害(黄だん、脂肪肝など)が現われることがあるので、観察を充分に行ない、異常が認められた場合には服用を中止するなど適切な処置を行なってください。

食道に停留し、崩壊すると食道潰瘍を起こすことがあるので、多めの水で服用し、特に就寝直前の服用などには注意してください。

ミノサイクリンの服用により尿が黄褐-茶褐色、緑、青に変色したという報告があります。

ミノサイクリンの服用により甲状腺が黒色になることがあります。

海外において、ミノサイクリン服用中の人に甲状腺がんが発現したとの報告がありますが、因果関係は確立していません。