カタプレス(塩酸クロニジン)150mcg(ニュージーランド市場向け) 100錠

11580 円!! ノルアドレナリンによる交感神経の興奮状態を抑制し、降圧作用を発揮する高血圧治療薬。

Catapres (Clonidine Hydrochloride) - 150mcg (100 Tablets)

■ 100錠

11580 円

数 量 :   


 

有効成分

塩酸クロニジン(Clonidine Hydrochloride)

 

製造国

ニュージーランド・オーストラリア市場向け

 

製造元

Boehringer Ingelheim Ltd.

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、初期服用量として1回1/2錠(75mcg)を1日2-3回経口服用します。
その後、症状に応じて増量します。

長期維持療法としては、1回1-2錠を1日3回服用します。


商品詳細

カタプレス150mcgは、血管を拡げることで血圧を下げる、抗高血圧薬です。

心臓が血液を全身に送り出す際の圧力が基準値よりも高い状態のことを高血圧と言い、「収縮期血圧130mmHg未満・拡張期血圧85mmHg未満」を超えた状態のことを指します。
高血圧の人の8割は原因不明とされ、そのうち約4割が遺伝、ほかに生活習慣が深く関わっていると言われていますが、喫煙、肥満、過労、睡眠不足などは特に高血圧を引き起こしやすく、さらに日本人の場合はその食習慣から塩分を多く摂り過ぎる傾向にあり、これもまた高血圧に結びついていると考えられています。
高血圧の主な症状にはめまい、動悸、頭痛、肩こりなどが挙げられます。
しかし基本的には自覚症状が何もない事が多く、またこれらは高血圧特有の症状ではないため、知らず知らずのうちに血管や臓器に損傷が起こり、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの合併症を併発するおそれもあります。

一般的に高血圧の治療は、食事や生活の改善に加えて薬物治療が用いられますが、カタプレス150mcgの有効成分である塩酸クロニジンは、そのうち主に脳幹部に存在する交感神経のα2受容体に作用し、血管を拡げることで血圧を降下させる働きを持つ交感神経α2受容体作動薬です。
交感神経は、別名「昼の神経」とも呼ばれている自律神経のうちの一つで、昼間、活発に活動している時に優位に働く神経です。特に緊張・興奮時に活発になるという性質があり、血管収縮、呼吸数増加、心拍数・血圧増加などの作用により、人間が精力的に活動するのを助ける働きがあります。
ところがこの交感神経の活発な状態が継続すると、その働きをさらに増強する刺激伝達物質であるノルアドレナリンが過剰に分泌されるようになり、結果として血管の収縮や腎臓からの昇圧物質の生成を促進することによる血圧上昇を招いてしまいます。

ノルアドレナリンは、受容体と呼ばれる受け皿と結合することでその働きを示しますが、その分泌量を調整しているのが脳幹部に存在しているα2受容体です。塩酸クロニジンは、ノルアドレナリンよりも早くこの脳幹部のα2受容体に結合し、ノルアドレナリンがこの受容体と結びつくことをできなくすることで、その分泌作用を抑制します。 

この働きにより、ノルアドレナリンが交感神経を刺激することによる交感神経の興奮状態が抑制され、結果として、昇圧作用をもたらす血管の収縮や腎臓からの昇圧物質の生成が抑えられ、血圧降下作用を発揮すると考えられています。

なお臨床試験の結果、カタプレス150mcgの服用後30-60分で有意な血圧降下作用が認められ、2-4時間で最大効果に達し、10時間以上持続するとの試験結果が報告されています。


副作用

カタプレス150mcgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
眠気、鎮静作用、疲労感、不安、めまい、倦怠感、見当識障害、徐脈、起立性低血圧、蒼白、レイノー様症状、口渇、悪心、食欲不振、下痢、便秘、心窩部膨満感、胸やけ、腹痛、陰萎、発疹、そう痒、鼻閉、血管神経性浮腫、眼の乾燥、血糖値の上昇

●極稀に起こる重篤な副作用
幻覚、錯乱


特別な注意

以下の場合、カタプレス150mcgを絶対に服用しないでください。
・カタプレス150mcgの成分に対し過敏症の既往歴のある人

【慎重服用】
・腎障害のある人: 急激な降圧により腎機能を悪化させることがあります。
・虚血性心疾患または高血圧以外の原因による心不全のある人: 急激な降圧により心機能を悪化させることがあります。
・虚血性心疾患およびうっ血性心不全の既往歴のある人: 急激な降圧により心機能を悪化させることがあります。
・脳梗塞または脳血管障害のある人: 急激な降圧により症状を悪化させることがあります。
・高度の徐脈(著しい洞性徐脈)のある人: 症状を悪化させることがあります。
・発熱している人: 血圧、心機能などに著明な変化を来たすおそれがあります。
・高齢者

【重要な基本的注意】
・ときに起立性低血圧が現われることがあるので、臥位のみならず、立位または坐位で血圧測定を行ない、体位変換による血圧変化を考慮し、坐位にて血圧をコントロールしてください。
・カタプレス150mcgの服用を急に中止すると、まれに血圧の上昇、神経過敏、頻脈、不安感、頭痛などのリバウンド現象が現われることがあるので、服用を中止しなければならない場合には、高血圧治療で一般に行なわれているように、服用量を徐々に減らしてください。
・鎮静作用により反射運動などが減弱されることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う作業に注意してください。

高齢者では、脳梗塞などが起こるおそれがあるため、一般に過度の降圧は好ましくないとされているので、低用量から服用を開始するなど、状態を観察しながら慎重に服用してください。

妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

低出生体重児、新生児、乳児、、幼児または小児に対する安全性は確立していません。