トラゾニル50 (塩酸トラゾドン) 50mg 10錠

420 円!! デジレル、レスリンのジェネリック
不安や焦燥感の鎮静に優れた効果を発揮。さまた睡眠誘発作用による睡眠障害治療薬としても有効。

Trazonil (Trazodone HCL) - 50mg (10 Tablets)

■ 10錠

420 円


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有効成分

塩酸トラゾドン(Trazodone Hydrochloride)

 

製造国

インド

 

製造元

Intas Pharmaceuticals Ltd.

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

通常、成人は初期用量として1日150mgを数回に分けて経口服用します。
維持量として、3-4日間隔で50mgずつ必要に応じて増量できますが、1日400mgを最大服用量とします。

・入院し、医師の監視下で治療を受けている患者においては、1日600mgまで増量することができます。


商品詳細

トラゾニル50は不安感を伴う比較的軽いうつ状態を改善する抗うつ剤です。

うつ病の原因ははっきりとは解明されておらず、さまざまな説が発表されていますが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの減少によりうつ病が起こるという「セロトニン仮説(モノアミン仮説)」もそのひとつです。 
セロトニンは人間や植物に含まれる化学物質で、人間の体には約10ミリグラム存在しています。 
そのうち90%は腸管などの消化管にある平滑筋の収縮に関わり、またここで合成されたセロトニンの一部は、血小板に取り込まれた後に、必要に応じて血中で使用されます。 
さらに2%のセロトニンは神経伝達物質として働き、脳不安感情、衝動、性行動、食欲、体温調節をはじめとして、人間の精神活動などに大きく影響しているとされています。 
セロトニンがこれらの作用を発揮するためには、それぞれに違う働きを持つ受容体と呼ばれる物質と結合する必要があります。 
ところが分泌されたすべてのセロトニンが受容体と結びつくわけではなく、使用されなかった分については再利用されるために神経細胞に取り入れられます。 
このようにセロトニンは分泌、受容体との結合、再取り込みを繰り返すことで分量がコントロールされていますが、うつ病の人ではセロトニンの量が圧倒的に少ないことが確認されたために、うつ病とセロトニンの量には密接な関わりがある、と考えられるようになりました。 
これがセロトニン仮説(モノアミン仮説)です。 
セロトニンの量がなぜ減少するかについての原因はわかっていませんが、食事やストレスなどが影響していると考えられています。

このセロトニン仮説に基づくうつ病の治療薬として、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)があり、そのほかにも、かつてはうつ病治療の主流であった三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬などがありますが、トラゾニル50は、このいずれにも属さない特殊なタイプの抗うつ薬です。

有効成分の塩酸トラゾドンはSSRIと同じような働きを示し、セロトニンには作用しますが、ノルアドレナリンへの作用効果はほとんどなく、主にセロトニンの再取り込み阻害、セロトニンHT-2A受容体への拮抗作用でうつ病やうつ状態の改善に効果を示します。
そのほかにも血管や筋肉の収縮、汗・唾液・胃酸などの分泌に関係するα(アルファ)1アドレナリン受容体の働きを抑制するため、これが原因で口の渇き、便秘、立ちくらみ、吐き気などの副作用を起こしますが、抗うつ薬の中では比較的軽いと言われています。

またトラゾドンは比較的即効性が高いとされているうえ、鎮静・催眠作用が強く、徐波睡眠を増やす作用があるため熟眠感が得られ、不安感の強いタイプのうつ病の治療をはじめ、睡眠導入剤の代替薬や、強迫性障害の治療薬として使用されることもあります。


副作用

トラゾニル50を服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
低血圧、動悸、頻脈、失神、徐脈、不整脈、高血圧、眠気、めまい、ふらつき、頭痛、頭重、構音障害、ふるえなどのパーキンソン症状、頭がボーッとする、視調節障害(霧視、複視など)、不眠、運動失調、躁転、けいれん、焦燥感、流涎、健忘、知覚障害、幻覚、運動過多、不安、見当識障害、口周囲不随意運動、集中力低下、興奮、妄想、性欲亢進、性欲減退、悪夢、怒り、敵意(攻撃的反応)、異常感覚、インポテンス、協調運動障害、激越、むくみ、発疹、そう痒感、眼瞼そう痒感、白血球減少、貧血、白血球増多、溶血性貧血、口渇、便秘、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、胃重感、嚥下障害、腹部膨満感、味覚異常、食欲亢進、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、倦怠感、ほてり、脱力感、排尿障害、鼻閉、関節痛、筋肉痛、発汗、眼精疲労、耳鳴、尿失禁、頻尿、射精障害、月経異常、乳房痛、胸痛、体重減少、体重増加、疲労、悪寒、血清脂質増加、息切れ、血尿、乳汁分泌、眼球充血

極稀に起こる重篤な副作用
QT延長、心室性期外収縮、悪性症候群(無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗などの出現に続く発熱)、セロトニン症候群、錯乱、せん妄、まひ性イレウス、持続性勃起、無顆粒球症


特別な注意

以下の場合、トラゾニル50を絶対に服用しないでください。
・トラゾニル50の成分に対し過敏症の既往歴のある人

【慎重服用】
・心筋梗塞回復初期の人および心疾患の人、またはその既往歴のある人: 循環器系に影響をおよぼすおそれがあります。
・緑内障、排尿困難または眼内圧亢進のある人: 抗コリン作用を若干有するため、症状を悪化させるおそれがあります。
・てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの既往歴のある人: けいれん発作を起こすおそれがあります。
・躁うつ病の人: 躁転、自殺企図が現われることがあります。
・脳の器質障害または統合失調症の素因のある人: 精神症状を増悪させることがあります。
・衝動性が高い併存障害のある人: 精神症状を増悪させることがあります。
・自殺念慮または自殺企図の既往のある人、自殺念慮のある人: 自殺念慮、自殺企図が現われることがあります。
・小児など: 小児などに対する安全性は確立していません。
・高齢者: 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意してください。

【重要な基本的注意】
・眠気、注意力・集中力、反射運動能力などの低下が起こることがあるので、トラゾニル50の服用中は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないように注意してください。
・陰茎および陰核の持続性勃起が起こることが報告されているので、症状が出現した場合はただちに服用を中止してください。
・腎・肝機能障害を悪化させる可能性があるため、腎機能障害、肝機能障害を持つ患者における使用には注意が必要とされています。
・うつ症状のある人は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、このような人は服用開始早期ならびに服用量を変更する際には、状態および病態の変化を注意深く観察してください。
・不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア、精神運動不穏、軽躁、そう病などが現われることが報告されています。
また、因果関係は明らかではありませんが、これらの症状・行動を来たした症例において、基礎疾患の悪化または自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されています。
状態および病態の変化を注意深く観察するとともに、これらの症状の増悪が観察された場合には、服薬量を増量せず、徐々に減量し、中止するなど適切な処置を行なってください。
・自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる人が服用する場合には、1回不の処方日数を最小限にとどめてください。

・服用量の急激な減少ないし服用の中止により、嘔気、頭痛、倦怠感、不安、睡眠障害などの離脱症状が現われることがあります。
服用を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行なってください。

【効能・効果に関連する使用上の注意】
・抗うつ剤の服用により、24歳以下の人で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、トラゾニル50の服用にあたっては、リスクとベネフィットを考慮してください。

妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。

母乳中へごくわずか移行することが報告されているので、授乳中の人は服用しないことが望ましいとされていますが、やむを得ず服用する場合には授乳を避けてください。

主に50歳以上を対象に実施した海外の調査において、選択的セロトニン再取り込み阻害剤および三環系抗うつ剤を含む抗うつ剤を服用した人で、骨折のリスクが上昇したとの報告があります。

電気ショック療法との併用は、経験がないため避けてください。