ケアプロスト・プラス点眼薬(ビマトプロスト/マレイン酸チモロール)0.3mg/5mg 3mL

3250 円!! 異なる眼圧降下作用を持つ2種類の成分を配合し、優れた眼圧降下作用を発揮する緑内障治療薬。

Careprost Plus Eye Drop (Bimatoprost/Timolol Maleate) - 0.3mg / 5mg (3ml)

■ 3mLボトル

3250 円


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有効成分

バイマトプロスト/ビマトプロスト(Bimatoprost)

マレイン酸チモロール(Timolol maleate )

 

製造国

インド

 

製造元

Sun Pharmaceutical Ind.

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。 
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

通常、成人は1日1滴を点眼します。
なお1日の最大点眼量は1滴を超えないものとします。

複数に眼科薬を使用している場合は、それぞれ5分以上の間隔をあけて使用します。

溶液の汚染を防ぐため、容器の先端には触れないようにしてください。


商品詳細

ケアプロスト・プラス点眼薬は、局所β遮断薬やプロスタグランジン類似体では効果のない開放隅角緑内障の人の眼圧を下げる目薬です。

緑内障は、眼球の圧力が高くなることで視野が徐々に欠けていく目の病気で、眼圧が高くなる原因により原発緑内障、先天緑内障、続発緑内障の3種類に分類されています。さらに原発緑内障は、開放隅角緑内障と閉塞緑内障に分けられ、このうち約10%の人が開放隅角緑内障だと言われています。

眼球の内部には毛様体でつくりだされた房水という水が流れており、角膜や水晶体などの組織に酸素や栄養を運んだり、また老廃物を回収する働きをしています。この房水は角膜と虹彩の間にある隅角から眼球の外に排出されることによって水量を一定にし、眼圧も一定に保たれています。しかし何らかの原因で房水の排水口である線維柱帯が少しずつ目詰まりし、房水が流れにくくなることで眼圧が高くなった状態が開放隅角緑内障です。
その詳しい原因はわかっていませんが、コラーゲンやたんぱく質の異常な蓄積、線維柱帯を構成する細胞の減少などにより起こると考えられ、特に中高年に多く見られます。この状態を放っておくと視神経が圧迫され、視神経に栄養を送る毛細血管が損傷して血流が悪くなるために少しずつ視野が欠けていき、最終的には失明することもあります。また緑内障の場合、初期症状がほとんどなく、視野が欠け始めてから病気に気づくケースが多いため、たいていの場合は発見時では既に病気が進行しています。

この開放隅角緑内障の治療に使用される目薬が、ケアプロスト・プラス点眼薬です。緑内障治療では眼圧を下げ、視力を維持することが治療の中心となりますが、ケアプロスト・プラス点眼薬は、視機能を維持するビマトプロストとマレイン酸チモロールの2種類の薬剤を配合しており、異なる作用機序とその相互作用で効果を発揮します。

眼圧下降に関与する受容体には、プロスタグランジンF2a受容体(FP受容体)、プロスタマイド受容体(PM受容体)などがあります。ケアプロスト・プラス点眼薬の有効成分のひとつであるビマトプロストは、内因性の生理活性物質であるプロスタマイドF2aに類似の構造および作用を持つプロスタマイド2a誘導体(プロスタマイド誘導体)で、ビマトプロスト自身がPM受容体に作用して眼圧降下を示すと考えられており、その平均眼圧下降率は約30%という結果が出ています。
またマレイン酸チモロールはβ遮断薬(β受容体遮断剤)であり、主に房水産生を抑制することで眼圧下降作用を発揮するとされています。交感神経末端から放出されたアドレナリンと毛様体上皮細胞の細胞膜に存在するβ受容体とが結合すると房水の分泌が促進されますが、アドレナリンと類似の構造を有するチモロールが代わりにβ受容体と結合する結果、房水の分泌が減少します。またチモロールは瞳孔径に影響をおよぼさずに眼圧を下げ、かつ角膜知覚の低下、タキフィラキシー、眼刺激性もほとんど認められないことが確認されています。

なおビマトプロストには副作用として育毛を促進する作用があり、この成分のみ配合したケアプロストは、まつげ育毛・増長目的とした美容商品・ラティースのジェネリック商品として発売されています。


副作用

ケアプロスト・プラス点眼薬を使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
まつげ増長、表在性点状角膜炎、角膜びらん、灼熱感、眼そう痒症、目の乾燥、眼瞼紅斑、眼痛、目ヤニ、眼部刺痛、羞明、異物感、視覚障害、まぶたのかゆみ、眼瞼色素沈着、頭痛、虹彩炎、眼刺激、結膜浮腫、眼瞼炎、流涙症、まぶたのはれ、まぶた痛、視力悪化、眼精疲労、鼻炎、多毛症、感染症、めまい、アレルギー性結膜炎、白内障、まつげ濃色化、虹彩色素沈着、眼瞼けいれん、網膜出血、ブドウ膜炎、高血圧、無力症、末梢浮腫、肝機能検査値(LFT)異常、不眠症、悪夢、性欲減退、記憶力減退、重症筋無力症兆候および症状進行、異常感覚、脳虚血、角膜感度減退、複視、眼瞼下垂症、(ろ過手術後の)脈絡膜剥離、(縮瞳薬治療中止による)屈折変化角膜炎、耳鳴、心臓ブロック、心停止、不整脈、失神、徐脈、心不全、うっ血性心不全、低血圧、脳血管障害、跛行、レイノー現象、四肢の冷え、動悸、(主に既往歴のある人の)気管支けいれん、呼吸困難、せき、吐き気、下痢、消化不良、口渇、脱毛症、乾癬様皮疹、乾癬悪化、全身性エリテマトーデス、ぺイロニー病、むくみ、胸痛、疲労感


特別な注意

以下の場合、ケアプロスト・プラス点眼薬を絶対に使用しないでください。
・ケアプロスト・プラス点眼薬の成分に対し過敏症の既往歴のある人
・気管支ぜんそくを含む気道過敏症の人、または気管支ぜんそくの既往歴のある人
・重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の人
・洞性徐脈の人
・房室ブロックII度またはIII度の人
・心不全の人
・心臓性ショックの人

【重要な使用上の注意】
・ケアプロスト・プラス点眼薬は点眼薬です。注射液としては使用しないでください。
・ほかの点眼薬と同様に、点眼後は全身に吸収されます。
・チモロールにより、全身性β遮断薬との併用で見られる心血管または肺有害反応が多剤混合薬との併用においても起こるおそれがあります。
・心不全のある人は、ケアプロスト・プラス点眼薬による治療を開始する前に、充分に抑制しておいてください。
・重度の心疾患の既往歴のある人は、心不全の兆候を監視し、脈拍数を検査してください。
・マレイン酸チモロールの使用により、ぜんそくを持つ人の気管支ぜんそくによる死亡および、まれに心不全起因の死亡を含む心臓または呼吸器反応が見られたとの報告があります。
・β遮断薬は甲状腺機能亢進症の兆候をマスクし、プリンツメタル型狭心症や、重度の末梢および中枢循環障害、低血圧を悪化させるおそれがあります。
・自発性低血糖または糖尿病の人(特に不安定糖尿病)では、β遮断薬が急性低血糖をマスクするおそれがあるため、βアドレナリン遮断薬を使用の際は注意してください。
・β遮断薬の服用中は、アトピーまたはさまざまなアレルゲンに対して重篤なアナフィラキシー反応を示した既往のある人は、アナフィラキシー反応治療に使用される通常のアドレナリン量では効果が現われないおそれがあります。
・軽度の肝障害または基本的なアラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT)異常、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)異常、および/またはビリルビン異常の既往歴のある人では、ビマトプロストは肝機能に対して24ヵ月以上副作用を起こさないことが報告されていますが、マレイン酸チモロールの肝機能に対する副作用については解明されていません。
・ビマトプロストとマレイン酸チモロールの効果により、ケアプロスト・プラス点眼薬の使用中はまつ毛の増加や増長、まぶた周辺の肌の黒ずみなどが生じることがあり、また長期使用によって虹彩の色が黒くなることがあります。 これらは使用を中断しても改善されない場合もあり、片目のみの治療においては違いが顕著にみられる場合もあります。
・ビマトプロストとマレイン酸チモロールの多剤混合剤の使用中止後、虹彩の色素沈着は恒久的です。使用後12ヵ月では0.2%の出現率であると報告されています。
・ケアプロスト・プラス点眼薬の使用における類嚢胞黄斑浮腫の出現は報告されていませんが、まれにビマトプロスト使用により出現が報告されています。無水晶体症の人や水晶体後嚢損傷を伴う偽水晶体眼の人など黄斑浮腫のリスク要因のある人は、慎重に使用してください。
・ケアプロスト・プラス点眼薬に含まれている防腐剤である塩化ベンザルコニウムが、眼の炎症を引き起こすおそれがあります。
・点眼前に必ずコンタクトレンズをはずし、点眼後15分以上経過してから装着してください。
・塩化ベンザルコニウムはソフトコンタクトレンズを変色させるため、ソフトコンタクトレンズとの接触は避けてください。
・塩化ベンザルコニウムは点状角膜症および/または毒性潰瘍性角膜症を引き起こすとの報告があるため、ドライアイの人や角膜に損傷を起こしている人で、ケアプロスト・プラス点眼薬を頻繁または長期間使用している人は観察が必要です。
・眼に炎症、新生血管、閉塞隅角緑内障、先天性緑内障、狭隅角緑内障のある人でのビマトプロストとマレイン酸チモロールの多剤混合剤使用に関する研究は行なわれていません。
・腎臓機能障害のある人に対する安全性は確立していないため、注意して使用してください。

 

妊娠中または妊娠の可能性のある人は、ケアプロスト・プラス点眼薬による治療の有益性が危険性を上回る場合に限り使用を検討してください。

授乳婦の人に対するケアプロスト・プラス点眼薬の安全性は確立していません。