2810 円!! コナンのジェネリック
強力な血管収縮作用を持つ物質の生成を阻害し降圧作用を発揮するアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE)。
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Arrow-Quinapril (Quinapril Hydrochloride) - 20mg (90 Tablets)
■ 90錠
2810 円
申し訳ございません、こちら入荷未定商品となっております。
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有効成分
塩酸キナプリル(Quinapril Hydrochloride)
製造国
ニュージーランド
製造元
Arrow Pharmaceuticals Ltd.
使用量
下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
【単剤治療】
通常、利尿剤を服用していない成人の服用量として、1日1回10mgまたは20mgを経口服用します。
血圧状況により通常1日20mg、40mg、80mgを1日1-2回服用まで、最低2週間かけて増量します。
一部の人では、服用量調整期間の終わりに向けて降圧作用が低下することがありますが、その場合は服用量の増量または1日2回の服用が必要となります。
一般的には、40-80mgの服用量を分割服用した場合、服用調整期間の終わりに最大効果が現われます。
【利尿剤との併用治療】
アロー・キナラプリル20mgで充分な降圧効果が現われない場合は、利尿剤との併用治療を行ないます。
既に併用治療を行なっている人では、初期服用量を服用した場合に症候性低血圧が起こることがあります。このような低血圧を避けるには、アロー・キナラプリル20mgによる治療を開始する2-3日前に利尿剤の服用を中止し(可能な場合)、アロー・キナラプリル20mgでの単剤治療による降圧効果が現われなかった場合に、利尿剤を併用してください。
利尿剤の服用を中止できない場合は、医師の管理のもとにアキュプリル20mgを5mg服用し、血圧が安定するまで服用してください。その後、至適反応が現われるまで増量します。
【腎臓機能障害ある人】
クレアチニン・クリアランス値 >60ml/分: 最大推奨初期服用量10mg
クレアチニン・クリアランス値 30-60ml/分: 最大推奨初期服用量5mg
クレアチニン・クリアランス値 10-30ml/分: 最大推奨初期服用量2.5mg
クレアチニン・クリアランス値 <10ml/分: データなし
なお、至適反応が現われるまで増量します。
【心不全治療の人】
利尿剤やジギタリス製剤による心不全の通常治療に加え、アロー・キナラプリル20mgを併用する場合、推奨服用開始量は1回5mgの1日2回服用です。
この服用により心不全の症状が改善されることがありますが、運動持続時間が増えるために徐々に服用量を増やす必要があります。
つまり、アロー・キナラプリル20mgの服用開始量に良好な耐容性を示した場合、週単位の調整期間を経て最適服用量(通常は1日20-40mgの分割服用)、もしくはこの服用量に達する前に低血圧、起立性低血圧、高窒素血症が現われる手前まで増量します。
商品詳細
アロー・キナラプリル20mgは、血圧を下げる効果を持つ高血圧の治療薬です。
一般に、高血圧の治療は薬剤治療、運動療法、食事療法、生活習慣の見直しなどを並行して行ないます。このうち高血圧の治療薬には大きく分けて、利尿薬、β(ベータ)遮断薬、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などがあり、それぞれ作用機序は異なりますが、ほとんどが血管を拡張することで降圧作用を示します。 このうちアロー・キナラプリル20mgの有効成分塩酸キナプリルは、俗にACE阻害薬と称されるアンジオテンシン変換酵素阻害薬に属する薬です。
アンジオテンシンとは昇圧作用を持つ生理活性物質のことで、I-IVまで4種類ありますが、このうちアンジオテンシンII-IVは、受容体と呼ばれる受け皿と結合することで心臓の収縮力を高め、細動脈を収縮させる作用を発揮するために血圧を上昇させる働きをします。 その中でもアンジオテンシンIIは特に強力な血管収縮作用を持っており、血管平滑筋を収縮し、副腎皮質からアルドステロンというホルモンの分泌を促進するなどの働きで昇圧作用をもたらします。 このアンジオテンシンIIは、昇圧作用を持たないアンジオテンシンIから変換したもので、この変換に関与しているのがアンジオテンシン変換酵素(ACE)です。
アロー・キナラプリル20mgの有効成分塩酸キナプリルは、服用後に消化管から吸収されて、キナプリラートという活性代謝物に変化し、血液中な血管壁などに存在するアンジオテンシン変換酵素を強力かつ持続的に阻害する働きを持つ成分です。この作用によりアロー・キナラプリル20mgは、アンジオテンシンIが血圧上昇物質であるアンジオテンシンIIに変換する過程を抑制し、降圧作用を発揮します。またアンジオテンシン変換酵素には、血管を拡張して血圧を低下させる作用を持つブラジキニンを分解してしまう働きもありますが、アロー・キナラプリル20mgはこの作用も阻害するために降圧系の増強も期待できます。この系統の薬は高血圧症のなかでも、うっ血性心不全を合併した高血圧症や、アンジオテンシンIIの産生が高まる腎性高血圧症によく用いられ、血液、血管、心臓、腎臓のアンジオテンシン変換酵素を持続的に阻害するため、その効果も持続的です。
また研究報告によると、アンジオテンシン変換酵素阻害薬には高血圧症にもとづく心肥大の抑制効果もあるため、今後も大きな可能性を持つ薬とも言えます。
副作用
アロー・キナラプリル20mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
●主な副作用
BUN上昇、血清クレアチニン上昇、発疹、そう痒、じんましん、顆粒球減少、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値低下、リンパ球減少、白血球増多、頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴、立ちくらみ、もやもや感、下痢、口内炎、悪心、嘔吐、便秘、胸やけ、胃部不快感、腹痛、食欲不振、胸痛、動悸、過度の血圧低下、γ-GPT上昇、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、せき、痰、息苦しさ、咽頭炎、咽喉不快感、咽頭違和感、むくみ、味覚異常、尿酸上昇、発熱、低血糖、顔面潮紅、倦怠感、気分不良、冷汗、のどの渇き、しびれ、血清カリウム、CK(CPK)の上昇
●極稀に起こる重篤な副作用
血管浮腫、急性腎不全、高カリウム血症、すい炎
特別な注意
以下の場合、アロー・キナラプリル20mgを絶対に服用しないでください。
・アロー・キナラプリル20mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・血管浮腫の既往歴のある人(アンジオテンシン変換酵素阻害剤などの薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫など): 高度の呼吸困難を伴う血管浮腫を発現することがあります。
・デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレート用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中の人: ショックを起こすことがあります。
・アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析施行中の人: アナフィラキシー様症状を発現することがあります。
・妊婦または妊娠している可能性のある人: 妊娠中期および末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用した高血圧症の人で、羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全および羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形などが現われたとの報告があります。また、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を複勝した人において、胎児奇形の相対リスクが高くなるとの報告があります。
【慎重服用】
・両側性腎動脈狭窄のある人、または片腎で腎動脈狭窄のある人
・高カリウム血症の人
・重篤な腎機能障害のある人
・高齢者: アロー・キナラプリル20mgは腎臓から排泄されますが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがあり、副作用が発現または作用が増強しやすいこと、および、脳梗塞などが起こるおそれがあるため過度の降圧は好ましくないとされていることから、高齢者が使用する場合は低用量から服用を開始するなど、経過を充分に観察しながら慎重に服用してください。
【重要な基本的注意】
・両側性腎動脈狭窄のある人または片腎で腎動脈狭窄のある人においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。
・高カリウム血症の人においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病により血清カリウム値が高くなりやすい人では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意してください。
・アロー・キナラプリル20mgの服用によって、以下の人では初回服用後に一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、服用は少量から開始し、増量する場合は状態を観察しながら徐々に行なってください。
1)重症の高血圧症の人
2)血液透析中の人
3)利尿降圧剤服用中の人(特に最近、利尿降圧剤服用を開始した人)
4)厳重な減塩療法中の人
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきなどが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・手術前24時間は服用しないことが望ましいとされています。
【用法・用量に関連する使用上の注意】
・重篤な腎機能障害のある人(クレアチニン・クリアランスが30ml/dlを超える場合)では、アロー・キナラプリル20mgは腎排泄性であり、また腎機能を低下させることがあるので低用量から服用を開始するか、もしくは服用間隔を延ばすなど、経過を充分に観察しながら慎重に服用してください。
授乳中の人は服用を避け、やむを得ず服用する場合には、授乳を中止してください。
小児に対する安全性は確立していません。
インスリンまたは経口血糖降下剤の服用中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用することにより、低血糖が起こりやすいとの報告があります。